以下の全ての情報はカナダ移民局のWebサイトより引用されています。
カナダ留学の準備
1. 学校やプログラムを選択
カナダでは、州や準州がそれぞれの教育システムを管轄しています。
学校や教育システムに関しての情報を以下でご確認ください:
- EduCanada – カナダの教育やプログラム検索、費用などに関する留学生向けの情報
- 教育を担当する省庁・部局 – 各州・地域の教育制度に関する情報
小中高校
12年生(高校3年生)までの学校は、プライマリースクールとセカンダリースクールとして知られています。プライマリーとは通常、1年生から8年生(小学1年生から中学2年生)までを意味し、セカンダリーとは通常、9年生から12年生(中学3年生から高校3年生)までを意味します。
カナダのすべての小中高校は留学生を受け入れることができます。
未成年がカナダで就学するのには特別な条件があります。
ポストセカンダリー
ポストセカンダリーには以下の学校を含みます:
- カレッジ
- 大学
- 私立キャリアカレッジ
- 職業訓練、技術系専門学校
ポストセカンダリーには、入学するために必要な英語やフランス語のレベルなど、出願方法について独自のルールがあります。
ポストセカンダリーに関しての情報は以下をご確認ください:
- Universities Canada – カナダの大学のプロフィールや壮大なプログラムのデータベースを利用し、大学の予定を立てることができます
- Colleges and Institutes Canada – カレッジや教育機関のプロフィール
- Canadian Information Centre for International Credentials – 過去の教育をカナダの基準で判断するための情報
- National Association of Career Colleges – 専門学校について調べる
語学学校
カナダの多くの学校では、第二言語として英語やフランス語を教えています。私立の語学プログラムの詳細については、Languages Canadaにお問い合わせください。
フランス語を勉強する
カナダ全土でフランス語を勉強する方法があります。
- French-language education in Canada には、フランス語のコースを提供している学校や教育機関に関する情報があります。
- Association des universités de la francophonie canadienne には、フランス語と英語の両方の大学プログラムの情報があります。
Designated learning institutions(指定学習機関/DLI番号のある学校)
州や準州は、留学生を入学させることができる学校を承認(または「指定」)しています。これらの学校は、指定学習機関(DLI)として知られています。
学生ビザが必要な場合は、合格通知書はDLIからのものでなければなりません。そうでない場合は、学生ビザへの申請を移民局が拒否します。
カナダの小中高校はすべてDLIです。カレッジや大学などのポストセカンダリーや、語学学校でDLIの一覧をリストで見ることができます。
2. 学校やカレッジ、大学への申請方法
学校や大学を選んだら、そこに行くために申請しなければなりません。学校ごとに申請方法のルールが異なります。
申請の際には以下のことに気を付けてください:
- 小中高校にて勉強したい場合は、6か月以上前に申請してください。
- 大学やカレッジなどでポストセカンダリープログラムを履修したい場合は、1年以上前に申請してください。
志望校に連絡して申請方法を確認しましょう。送付する必要のあるすべての書類を確認しましょう。以下の内容を学校に聞くことができます:
- 申請費
- 授業料
- 医療保険
- 家賃やカナダで住むのに必要な費用
- 言語テスト
志望校の申請書に必要事項を記入します。学校の指示に従って提出してください。
学校が学生として認めた場合、学校から入学許可書が送られてきます。学生ビザの申請にはこの手紙が必要です。
医療保険
カナダ政府は留学生の医療費を負担していません。
留学生の医療保険は住んでいる場所によって異なります。医療保険の詳細については、志望校に問い合わせてください。
3. 正しい書類を手に入れる
学生ビザの申請には以下の書類が必要です:
場合によっては以下の書類も必要です:
入学許可証
学校から入学許可書を受け取る必要があります。その原本を学生ビザ申請書に添付してください。
本プログラムへの入学が許可されるまでにいくつかのコースを受講する必要がある場合(条件付き入学)、そのコースの期間のみ学生ビザを発行します。本プログラムへの入学が許可されたら、学生としての滞在期間を延長するために再申請する必要があります。
身分証明
あなたと、一緒にカナダに来る家族は、以下のものを必ず持っていなければなりません:
- 有効なパスポートまたは旅行書類。それは、発行国に戻ることができるものでなければなりません。米国市民は、携帯できる身分証明書にいくつかの選択肢があります。
- 最新のパスポート用サイズの写真2枚。それぞれの写真の裏面に、本人の名前と生年月日を記入すること。
残高証明
カナダにいる間、自分自身と一緒に来る家族を金銭的にサポートできることを証明しなければなりません。
以下の書類で証明することができます:
- カナダに送金した場合、学生の名前のカナダの銀行口座証明
- 該当するカナダの金融機関からの定期預金投資証明書(GIC)
- 銀行からの学生/教育ローン証明書
- 過去4ヶ月分の銀行口座の明細書
- カナダドルに変換された銀行手形
- 学費・住居費を支払ったことを証明するもの
- 送金を行う人や学校からの書類、または、
- 奨学金を受け取っているか、カナダの国が支援している教育プログラムに参加している場合は、カナダ国内にて受け取った資金の証明。
学生としての自分(と一緒に来る家族)を支えるために必要な最低限の資金(ケベック州以外):
カナダに来る人 | 年間の必要資金額(授業料に上乗せ) | 1ヶ月あたりの必要資金額(授業料に上乗せ) |
学生自身 | 10,000カナダドル | 833カナダドル |
家族一人目 | 4,000カナダドル | 333カナダドル |
家族同伴者が増えるごとに1人当たり | 3,000カナダドル | 255カナダドル |
例:
学生とその家族2人でケベック州以外の州に1年間来たい場合は、以下が必要です:
- 授業料 + 10,000カナダドル (学生分)
- + 4,000カナダドル (家族一人目分)
- + 3,000カナダドル (家族二人目分)
合計:授業料 + 17,000カナダドル
学生としての自分(と一緒に来る家族)を支えるために必要な最低限の資金(ケベック州):
カナダに来る人 | 年間の必要資金額(授業料に上乗せ) | 1ヶ月あたりの必要資金額(授業料に上乗せ) |
学生自身 | 11,000カナダドル | 917カナダドル |
家族一人目(18歳以上) | 5,100カナダドル | 425カナダドル |
家族一人目(18歳未満) | 3,800カナダドル | 317カナダドル |
家族同伴者が増えるごとに1人当たり(18歳以上) | 5,125カナダドル | 427カナダドル |
家族同伴者が増えるごとに1人当たり(18歳未満) | 1,903カナダドル | 159カナダドル |
例
学生とその家族2人(18歳以上)でケベック州に1年来たい場合は、以下が必要です:
- 授業料 + 11,000カナダドル(学生分)
- + 5,100カナダドル(家族一人目分)
- + 5,125カナダドル(家族二人目分)
合計:授業料 + 21,225カナダドル
学生の国が外国為替管理を利用している場合、全ての費用の輸出が認められることを証明する必要があります。
留学計画書
この書類は、ビザ担当者が学生の目標を理解するのに役立ち、以下の内容を含む必要があります:
- なぜカナダで留学したいのか、および
- 学生としての義務を理解している旨
免除されている場合でも、学生ビザを申請することになった場合には、この書類を入れておくべきです。
ケベック州認定証明書(CAQ)
ケベック州で学ぶ場合、ケベック州政府が発行するケベック州認定証明書(CAQ)が必要です。CAQの申請方法の詳細については、各学校にお問い合わせください。
認可を受けたがCAQの取得を待っている場合は、移民・多様性・包括省 (MIDI) からの認可書があれば、学生ビザを申請することができます。
ケベック州での勉強に必要なプロセスや書類について調べてみましょう。
後見人宣誓(未成年)
未成年者がカナダで後見人を必要とする場合は、公証人の認証(公証人による認証)が必要な2ページの「後見人宣誓書」(PDF, 1.02MB)を用意し、学生ビザ申請書に同封する必要があります:
- カナダの後見人は最初のページに署名しなければなりません、さらに、
- 母国にいる未成年の子どもの両親または法定後見人は、2ページ目に署名しなければなりません。
その他の書類
現地の要件については、お住まいの国や地域のビザオフィスの指示を確認してください。
現在自国にいない場合は、申請する国での在留資格を証明しなければならない場合があります。
パスポートや旅行書類を発行した政府が再入国許可証を必要とする場合は、カナダのビザを申請する前に取得する必要があります。また、他の書類が必要な場合もあります。
編集日:2018-04-20 by IRCC