カナダのカレッジや大学、専門学校を卒業すると、それぞれ証明書や学士号などを授与されます。準学士号、学士号、卒業証明書など、学校の種類、学ぶ内容、就労経験の有無によって得られるものが異なります。学校卒業後の就職、キャリアにおいてもそれぞれでメリットがあります。今回の記事では、Undergraduate Degree, Diploma,そしてCertificateのそれぞれの特徴について説明しています。
Undergraduate Degree(準学士号、学士号)

学部課程にはAssociate degrees (準学士号)とBachelor’s degrees (学士号) の2つのタイプがあります。
Associate degrees (準学士号)
Associate degrees取得には基本的に2年かかります。卒業後は就職するか、4年制のBachelor’s degreeプログラムへ編入する学生が多いです。
Bachelor’s degrees (学士号)
通常、修了するまでに4年かかります。Bachelor’s degreeは入学する際に専攻を決める場合と、入学してから決めるまでに1〜2年かけられる場合とがあります。専門分野について深く学んだうえで、さらにその分野の研究に進みたい場合は大学院へ進学することもできます。
Diplomas (ディプロマ)

特定の大学やカレッジを修了した証明書をディプロマと呼びます。ディプロマとはポストセカンダリープログラム(高校卒業後に学ぶ大学や専門学校)の中の選択肢の1つです。ディプロマは通常2年間で、短期間に知識と実践的な経験を得ることができます。一般的に、ディプロマはより技術的な貿易、デザイン、ツーリズムなどの専門的なキャリアを探している人に向いています。
ディプロマを希望する方は既に専門的に働いている方が多く、キャリアを変えたり、キャリアを更に伸ばそうとしたりしています。また、高校卒業後の将来の職業を決めていてディプロマを希望する人もいます。
Certificates (サーティフィケート)

履修した過程を修了した証明書をサーティフィケートと呼びます。サーティフィケートは、特定の能力を伸ばしたい、もしくは学校に戻らずにキャリアを変更するための資格を得たい人に向いています。通常1年以内に卒業することができ、特定の能力を強化するための講座を受けることができます。
サーティフィケートは学士号に加えてさらに強みのある資格として就職活動時にも有利です。サーティフィケートプログラムの開始時期は学校によって異なるうえ、日中働いている人に合わせた時間帯に提供しているプログラムもあります。
まとめ
それぞれの証明書、資格の取得に必要な期間や、今後のキャリア、メリットなどを考慮したうえで進学の選択をしていきましょう。