カナダへの留学や移住を検討している方にとって、IELTSのスコアが必要になる場合が多いでしょう。IELTSとは、International English Language Testing Systemの頭文字をとった英語検定のひとつです。IELTSの試験はジェネラル(General)とアカデミック(Academic)の2種類あります。留学を考えている場合はアカデミックテストの受験が必須条件となっていることが多いですが、ジェネラルテストは他の用途で使用されるのが一般的です。
大学入学や移民申請で必要となるIELTSスコア

日本ではまだあまり知られていませんが、IELTSは世界で最も人気のある英語能力テストです。カナダをはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、そしてイギリスなどで国際的に認められています。
カナダに留学する場合、カナダのすべての学校が英語能力の証明としてIELTSアカデミックテストを受け入れています。一定のIELTSスコアを必要条件とする就学ビザもあります。また、カナダで医学やエンジニアの分野の仕事をしたいと考えている場合もアカデミックテストのスコアを求められます。
IELTSジェネラルテストのスコアが必要となるのは学業以外に関することが多いです。IELTSスコアが必要な職業がいくつかあります。また、カナダへの移住を申請する場合にもIELTSのスコアが英語力の証明になります。Federal Skilled Worker Program、Provincial Nominee Program、Canadian Experience Classなどのプログラムは、IELTSスコアが必要となります。さらに、IELTSは永住権とカナダ国籍を申請する際の要件の1つとしても受け入れられます。
試験の内容は?

IELTSの受験を計画するときは、紙面での試験か、試験会場のコンピューターを使用して受験する、いずれかの方法を選択できます。試験内容は両方とも同じで、IELTSにはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能の試験があります。通常ははじめの3項目が午前中に行われ、スピーキングが同日の午後、または別日に行われます。アカデミックとジェネラルの違いは、リーディングとライティングに出てきます。
リスニング
IELTS試験の最初の項目です。4つのセクションに分けられており、30分ほどで終了します。
リーディング
3つのセクションがあり、60分で終了します。アカデミックにはグラフや図が含まれ、ジェネラルには、より仕事に関連したものや生活における一般的な内容が含まれます。
ライティング
2つのタスクがあり、60分で終了します。アカデミックのタスク1は表やグラフ、チャート、または図を見てそれらについて説明するのに対し、ジェネラルのタスク1は手紙を書きます。
スピーキング
通常は試験日の午後、別日に行われます。試験官と一対一のインタビュー形式でテストが行われ、3つのパートに分かれています。試験時間は約11〜14分ほどです。
まとめ
IELTSは世界で最も人気のある英語能力テストです。2017年には、約300万人がIELTSを受験しました。世界中の10,000を超える学校、機関がIELTSのスコアを求めています。IELTSを受けるメリットは学校や職場、そして移住などのさまざまな状況でスコアを使用できることです。IELTSのお申し込みはこちらのURLから!