カナダ有数の農業地帯であるサスカチュワン州。その州内唯一の高等職業教育機関(ポリテクニック)である「サスカチュワン・ポリテクニック(Saskatchewan Polytechnic)」では、持続可能な農業(Sustainable Agriculture)と応用研究に力を入れています。
同校のムースジョー(Moose Jaw)キャンパスに就任した持続可能農業ソリューションの研究座長・Rajeev Dhakal博士を中心に、作物の健康、土壌管理、養分効率、デジタル農業などの研究が進められており、学生にも実践的な研究機会が提供されています。
サスカチュワン・ポリテクニック概要
サスカチュワン・ポリテクニックは、ムースジョー、プリンスアルバート、レジーナ、サスケトゥーンの4都市にキャンパスを構える州内最大の応用教育・研究機関です。150以上の実践的なプログラムを提供し、業界との強固なネットワークと職場体験型教育(Co-op)を重視しています。
農業・食品生産ディプロマ(Agriculture and Food Production)の特徴
本プログラムは、農学、最新テクノロジー、ビジネス管理、環境持続可能性を融合させたコースです。3回の有給Co-op(職場体験実習)が含まれており、在学中から業界での実務経験を積みながら収入を得ることができます。
プログラムの概要
- 取得資格: Diploma(ディプロマ)
- 修業期間: 80週間(約3年間)
- 入学時期: 9月
- キャンパス: ムースジョー(Moose Jaw)キャンパス
- 出願要件: 高校卒業(Grade 12数学履修)および英語能力要件の達成
- Co-op: 3回の有給インターンシップが含まれる
学べる主要領域
- アグリテック(農業技術): 精密農業、GPS、IoTデバイス、AI(人工知能)、穀物管理、食料安全保障
- 農業機械: 耕起、播種、農薬散布、収穫、乾草処理などの各種機械の操作・管理
- 農場経営・ビジネス: 財務記録、農業経済学、農産物マーケティング、リーダーシップ、グローバル化
- 作物・畜産生産: 作物栽培、肉牛生産、病害虫・雑草管理、土壌および作物の栄養管理
- 土地・資源管理: 収穫量管理、放牧地管理、農業資源の責任ある利用
- 持続可能な農業: 水管理、気象学、養蜂(Apiculture)、環境の持続可能性
3回の有給Co-opで実践力を磨く
本プログラムの最大の強みは、統合された3回の有給Co-opです。各年次の間(1年目終了後、2年目終了後、最終学期前)に配置されており、学んだ理論を即座に現場で実践できます。
面接対策、チームワーク、コミュニケーション能力といったビジネススキルを磨くだけでなく、卒業後の就職に直結する業界ネットワークを構築することが可能です。
卒業後のキャリアパス
カナダおよび世界の食料供給を支える農業・アグリビジネス分野において、以下のような多岐にわたる職種での活躍が期待されます。
- 農場管理者(Farm Manager)
- 農業技術者(Agricultural Technologist)
- 穀物バイヤー(Grain Buyer)
- アグリフード部門マーケティングコンサルタント
- 作物・畜産生産マネージャー/スーパーバイザー
- 農業金融・保険・銀行スペシャリスト
- 精密農業・アグリテック専門職、農業資材販売、独立営農(農場・果樹園・養蜂などの経営)
選ばれる6つの理由
- 豊富なハンズオン(実習)学習: ラボ実験、圃場(フィールド)実習、プロジェクト作業を通じた実践教育。
- 3回の有給Co-op: 業界での実務経験を積みながら学費や生活費を補填可能。
- 最新アグリテックの習得: 精密農業、GPS、IoT、AIなど現代の高度な農業技術を網羅。
- 幅広く包括的なカリキュラム: 生産技術からビジネス、物流、環境保全まで網羅。
- 農業大国サスカチュワン州で学ぶ: 世界屈指の穀物・豆類生産地で生のビジネスを体感。
- キャップストーン(総合)プロジェクト: 最終学期に実践的な課題解決プロジェクトに取り組み、スキルを凝縮。
参考:https://saskpolytech.ca/programs-and-courses/programs/Agriculture-and-Food-Production.aspx#overview
引用:CISM
























