
カナダ永住権を取得できる新たな技能移民方法が導入されます!
※以下の情報はカナダ政府の情報を引用しています。詳細はカナダ政府へお問い合わせください。 新たなエクスプレス・エントリーのシステムが今夏に開始予定 2023年5月31日 – カナダ全体でより多くの熟練技能所持者の必要性が叫ばれている問題に対して、カナダ政府は技能所持者による移民が問題の対処に対して極めて重要な役割を果たすだろうという認識を示しました。これによりカナダは経済と社会の繁栄による成長を促す移民制度を確立することで、企業に力を与え、労働需要を満たし、フランスコミュニティの強化をするとのことです。 これによりショーン・フレーザー移民・難民・市民権大臣は、カナダを代表する経済移民管理システムであるエクスプレス・エントリーに、新しいカテゴリーベースの選考プロセスを導入することを発表しました。この新しい方法では、特定の技能、訓練、言語能力を持つ移民希望者に永住権申請のためのインビテーション(申請許可)を発行することを可能にします。各カテゴリーの募集時期や申請方法などの詳細については、今後数週間以内に開示される予定とのことです。 カナダ、カテゴリー別選考エクスプレス・エントリーでフランス語能力と優先職種の優先順位を決定 カテゴリー別選考エクスプレスエントリーの初年度は、ヘルスケア、科学、技術、工学、数学(STEM)専門家、大工、配管工、請負業者などの職業、輸送、農業・農産物の分野で、フランス語の高い能力または実務経験を持つ候補者を中心に招待されます。これらの分野でより多くの熟練労働者を受け入れることで、カナダは、高い人気を誇る専門家を全国のコミュニティに迎え入れる事による彼らの献身を期待をされています。さらに、政府はフランス語圏の移民を重視しており、フランス語圏のコミュニティがカナダで繁栄し続け、彼らが好む公用語で生活し働く自由を享受できるようにします。 カテゴリーベースの選考は、エクスプレス・エントリーによりカナダの進化する経済および労働市場のニーズに対応させるために設計されています。この戦略的なアプローチは、カナダの経済移民制度の成功に基づくもので、長年にわたりカナダに溶け込んで国家の未来に貢献できる高度な技能を持つ人材の獲得に重点を置いてきました。 ショーン・フレーザー大臣は、「カナダ全土の雇用主は、熟練労働者を緊急に必要としており、今回のエクスプレス・エントリー制度の変更により、雇用主の繁栄と成長に必要な人材の確保が可能になります。労働力不足に対処することで、経済成長を促すことができる一方、フランス語圏のコミュニティの活力を維持するために、フランス語に堪能な候補者を優先的に受け入れることができます。つまり、カナダの移民制度は、国の社会的・経済的ニーズにこれほどまでに合致したものはないのです。」と述べました。 基本情報 エクスプレス・エントリーは、連邦熟練労働者プログラム、連邦熟練技能者プログラム、カナダ経験者クラス、および州指名者プログラムの一部を通じて永住権を取得するための、今日ではカナダでのメジャーな永住権申請管理システムです。 2022年6月に特定の職務経験やフランス語能力など、経済的優先順位に沿った主要な属性に基づく移民の選定を容易にするための移民・難民保護法の改正が行われました。 これらの新しい権限の活用により、新しいカテゴリーを設ける前に、大臣が州、準州、産業界、組合、雇用者、労働者、労働者擁護団体、移住先提供者、移民研究者や実務家を巻き込んだ公開協議に参加する必要があります。さらに、IRCC(カナダ移民・難民・市民権省)は、前年度に選ばれたカテゴリー、選考プロセス、選考の根拠について、毎年議会に報告することが義務付けられています。 対象職種は、州・準州のパートナー、関係者、一般市民との幅広い協議と、労働市場のニーズの徹底的な検証を経て決定されました。新カテゴリーの対象となる職業の包括的なリストは、公式ウェブサイトでご覧いただけます。 カテゴリー別選考による最初のインビテーション(永住権申請許可)は、今夏に発行される予定です。 移民はカナダの労働力増加のほぼ100%を占め、重要な分野の労働力不足に効果的に対処しています。 カナダ雇用社会開発省の報告によると、不足に直面している職業の数は、2019年から2021年にかけて倍増したそうです。 カナダ・ケベック協定に基づき、ケベック州は独自の移民レベルを定めています。 2023年に選ばれたカテゴリー フランス語の能力 ヘルスケア関連職種 科学、技術、工学、数学(STEM)に関連する職業 貿易の職業 輸送の職業 農業・農産物の職業 詳しくはこちらをご覧ください。 参照:CISM 出典:Government of Canada, Express Entry rounds of invitations: Category-based selection