2026年3月14日(土)、クワントレンポリテクニック大学(KPU)リッチモンド・キャンパスにて、文化の垣根を越えた画期的なシンポジウム「Pathways of Healing: Indigenous Medicine and Traditional Chinese Medicine Perspectives」が開催されました。
このイベントは、カナダ先住民の伝統的な知恵と中国伝統医学(TCM)がいかに共通の価値観を持ち、現代のウェルネスに寄与できるかを探求する貴重な対話の場となりました。
🤝 開催の意義:対話と相互尊重の空間
KPUの中医学科長であり本シンポジウムの議長を務めたジョン・ヤン博士(Dr. John Yang)の呼びかけにより、当日は学生、医療従事者、先住民コミュニティのメンバーなど多様な参加者が集まりました。
- 文化的な謙虚さの醸成: 双方の伝統が持つ「健康」「コミュニティ」「ホリスティックケア」への理解を深め、単なる知識の共有に留まらない関係性が築かれました。
- 真実と和解への歩み: 先住民の知識体系を「価値ある生きた伝統」として尊重するこの取り組みは、カナダの真実と和解委員会(TRC)が掲げる行動要請を具体化する重要な一歩となりました。
🔍 シンポジウムのハイライト
当日は専門家による基調講演と、4つの深いパネルディスカッションが行われました。
- 基調講演:
- 先住民ヒーリングの実践者ジョージナ・ナチュク氏が、先住民のアプローチにおける癒やしの基礎を解説。
- 中医学(TCM)の実践者ヘンリー・ハン博士が、哲学、漢方、鍼灸の基本原則を共有しました。
- パネルディスカッション: 特に注目を集めたのは「病気の治療から人間全体のウェルネスへの転換」というテーマでした。西洋医学とは異なる、心身のバランスを重視する両伝統の共通点が浮き彫りになりました。
✨ 次世代の医療従事者:学生たちの活躍
このシンポジウムの成功を支えたのは、企画段階から運営に携わったKPUの学生たちです。
中医学を学ぶメーガン・マカニーリーさんは、「学科が先住民コミュニティとのつながりを築いたことは非常に意義深い」と語り、伝統的な知識を次世代へ繋ぎ、尊重し続ける重要性を改めて実感したと述べました。
🎓 KPUの中医学(TCM)プログラムについて
KPUでは、このシンポジウムのような実践的な学びの機会を通じ、以下のプログラムで質の高い教育を提供しています。
- Bachelor of Traditional Chinese Medicine(中医学士)
- Diploma in Traditional Chinese Medicine – Acupuncture(中医学・鍼灸ディプロマ)
これらのプログラムはBC州の規制下で認められた正規の専門教育であり、ホリスティックなケアを提供できる医療専門家の育成に貢献しています。
出典: KPU symposium connects Indigenous and Traditional Chinese Medicine healing traditions
参考:CISM























