カナダポストと郵便労働組合、交渉決裂で再び全国的な郵便サービスに影響か
カナダの郵便サービスを担うカナダポストと、カナダ郵便労働組合(CUPW)との間で続く労働協約の交渉が、昨年末の労働争議に続き、再び全国的な郵便サービスに影響を与える可能性が出てきました。現在の労働協約が2025年5月22日に失効する中、交渉は難航し、組合側は2025年5月23日より残業禁止という法的ストライキ行動を開始しました。これにより、カナダ全土で郵便物や小包の配達に遅延が発生する可能性があります。
これまでの経緯:昨年末のストライキと交渉の再開
遡ること昨年末、2024年後半には、5万5千人以上の郵便局員が賃金、人員配置、雇用保障をめぐる意見の相違から約1ヶ月間のストライキを実施しました。その後、カナダ産業関係委員会(CIRB)の介入により業務は再開されましたが、根本的な問題は解決に至らず、現在の協約は2025年5月まで延長されていました。
交渉は2025年4月下旬に再開されましたが、主要な争点において進展は見られず、カナダポストは5月14日に交渉を一時停止していました。その後、新たな提案を行ったものの合意には至らず、今回の組合によるストライキ行動へと繋がっています。
最新の状況:5月23日より残業禁止措置、顧客への影響懸念
2025年5月23日午前0時(現地時間)より、CUPW は全国的な残業禁止措置を開始しました。これは合法的なストライキ行動であり、CUPW に代表される従業員は会社全体で残業を拒否することになります。カナダポストは、現時点では業務は継続しているものの、顧客に郵便物や小包の配達遅延が発生する可能性があると警告しています。
組合側のストライキ行動が今後どのようにエスカレートするかは不透明であり、現時点ではローテーションストライキや全国的な業務停止は発表されていません。しかし、事態が悪化すれば、郵便サービスの広範囲にわたる混乱は避けられないと見られています。
カナダポストは、新たなオファーが賃上げや争点の解消を目指したものであると説明していますが、組合側との隔たりは依然として大きいようです。顧客の間では、再び郵便サービスが滞るのではないかという懸念が広がっており、今後の交渉の行方が注目されます。
起こりうる影響と今後の見通し
残業禁止措置が長期化したり、さらなるストライキ行動に発展した場合、郵便物や小包の配達遅延は避けられず、重要な書類の受領やオンラインショッピングなど、日常生活やビジネスに大きな影響を与える可能性があります。カナダポストは、状況がエスカレートした場合、速やかに情報を公開するとしており、利用者は今後の動向に注意が必要です。
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参考: Canada Post Labour Negotiation Updates
引用:CISM























