海外で体調不良やけがをすると、どうしたらよいかわからず不安になることがあるかもしれません。この記事では、カナダでのビデオ診療の体験談をご紹介します。(ビデオ診療の宣伝ではないです。)
カナダで突然の体調不良
普段ほとんど体調を崩さないのでカナダで病院に行ったことも数えられるほどしかなかったのですが、先週急に中耳炎の状態になり痛みが引かず困ってしまいました。カナダで病院に行くと言えば、救急でない場合、ファミリードクター(かかりつけ医)のところに行くか、ウォークイン(予約なしでいきなり行くこと)を受け入れているクリニックに行くなどが基本です。コロナの影響によりウォークインを受け入れていないクリニックも多く、私自身はかかりつけ医もいなかったので、どうするべきか悩んでいました。そこで、友人に「ビデオ診療」はどうかとお勧めしてもらいました。
ビデオ診療とは?
ビデオ診療とは、直接クリニックなどに行くのではなく、ビデオ通話で医者と直接お話しし、処方箋(prescription)などを出してもらう診療のことです。新型コロナの影響もあり、多くの病院でもビデオを診療を取り入れているようです。私はその中で、TELUSのビデオ診療を行ってみました。TELUSはカナダの大手電気通信事業者であり、カナダ全土にてネットワークなど様々なサービスを提供しています。
何をしてもらえるの?
私が使用したTELUSのビデオ診療の場合、まず携帯などのデバイスにTELUS Health Mycareのアプリをダウンロードし、アカウントを作成しました。その後、すぐにビデオ診療の予約に移ることができました。昼頃にアカウント作成して予約手続きをしたのですが、翌日の早朝のビデオ診療を予約することができ、早く診断をしてもらいたい人に向いていると思いました。(追記:日によってはあまり選択肢がない場合がありますが、数時間後に再度確認すると選択肢が増えている場合もありますので、何度か試してみるとよさそうです。)ビデオ診療を行う際には、お医者さんから直接ビデオ通話がかかってきて、10分弱の診療をしてもらい、30分以内には処方箋を出してもらうことができました。処方箋は自分が住んでいる近くの薬局に送ることができ、すぐにその薬局に薬を受け取りに行くことができます。
私は州の保険に加入しているので、無料で診療してもらうことができました(薬代は別途必要です)。同アプリにはヘルスチェックや症状診断などを行える機能もあり非常に便利だと思います。(尚、上記サービスは英語・フランス語のみでの対応となっているようなので、ご注意ください。)
ビデオ診療は、ファミリードクターがいない方や、週末や夜の診療を希望される方、家で診療をしてもらいたい方など、いろいろな人に向いている診療方法だと思います。この体験談が困っている人に役立ちますように!
出典:TELUS