カナダに滞在する場合、様々な方法があると思いますが、その一つにアパートなどを借りる方法があります。日本でも賃料が変更となったりすることがありますが、それはカナダでも同じです。日本では賃料の値上げに上限が無いようですが、カナダでは州によって異なります。
ちなみに家賃の相場は?
カナダの大都市圏は、日本と比較し多少物価が高く、家賃も高い傾向にあります。その分、賃金はカナダの方が高い傾向にあるため、メリットとデメリットを見る必要がありますね。
カナダ国内で賃料の平均金額が一番高いのはブリティッシュコロンビア州のバンクーバー市内になります。1 Bedroom(日本でいう1DKや1LDK)が平均CA$2,240(現在のレートで25万円ほど)となっています。続く2位はオンタリオ州トロント市のCA$2,000(現在のレートで22万円ほど)、3位はブリティッシュコロンビア州バーナビー市(バンクーバー市の隣)でCA$1,960(現在のレートで21万円ほど)となっています。その他のランキングは下記をご覧ください:
- 4 – ブリティッシュコロンビア州ビクトリア市:CA$1,840
- 5 – オンタリオ州バリー市:$1,760
- 6 – ブリティッシュコロンビア州ケロウナ市:$1,750
- 7 – オンタリオ州オシャワ市:$1,700
- 8 – オンタリオ州キッチナー市:$1,590
- 9 – オンタリオ州オタワ市:$1,580
- 10 – オンタリオ州キングストン市:$1,520
- 10 – オンタリオ州ハミルトン市:$1,520
出典:CTV
賃料の値上げに関して
上記のランキングでも明らかになっている通り、大都市周辺が賃料が高めとなっています。これはもちろん、土地の値段が年々上がっていることも関係します。そのため、同じ場所に住んでいるとしても、毎年家賃が上がっていくということもありえます。賃料値上げのルールは州ごとに定められており、毎年更新される場合があります。
例えば、上記のランキング上位に位置しているブリティッシュコロンビア州では、2023年に最大2%まで賃料を上げることが出来る、としています。2022年は1.5%、2021年は0%でしたが、これは新型コロナウイルスの影響もあり、2019は2.5%、2018は4.0%が上限となっていたようです。また、上記のランキングに入っているオンタリオ州も2023年は2.5%、2022年は1.2%と、ブリティッシュコロンビア州と同じような数字になっています。州によっては、上限を設けていないところもあります。例えば、アルバータ州は上限を設けていません。
カナダでアパート等を借りる場合、賃貸借契約書をきちんと確認し、州ごとの規則を確かめながら対応していく必要がありますね。